無職になってしまうと、もう一度、会社で働けるか不安になりますよね。
平均的な転職期間は2〜3ヶ月といわれている中で、離職期間が長引いてしまうと再就職が不利になることは否定できません。
しかし、どんなに無職期間が長くなっても、面接で筋の通った理由をきちんと答えられれば、転職を成功させることができます。
そこで今回は、無職期間中にやるべきことを3つ説明いたします。
やるべきこと1:自己分析を行い、就職活動をスタートさせる

まずは自分に合った会社を選択できるように、自己分析をしていきます。
自己分析では、以下の3つの軸を定めていきましょう。
- 自分が得意なこと、苦手なことを見つける
- 理想のライフスタイルを決める
- 興味のある分野を探す
一つひとつみていきます。
自分が得意なこと、苦手なことを見つける
前職での経験を振り返って、「得意だったな」「楽にできたな」と思うような業務をリストアップしていきます。
リストアップしていくために、上司や同僚から褒められた経験や、仕事で出せた良い結果などを思い出していきましょう。
苦手な業務については、「どうしてもできなかったこと」と「頑張ればできるけど苦しいこと」を思い出していきます。
得意なことと苦手なことが明らかになってくると、適性のある仕事や避けるべき仕事がわかってくるはずです。
理想のライフスタイルを決める
次は、転職した後の理想のライフスタイルをイメージしていきます。
例えば、家族や恋人との時間が一番大切であれば、定時退社しやすい残業の少ない会社を選ぶと良いでしょう。
また、とにかく稼ぎたい場合は、多少ハードでも給料が高い会社に入ると、やりがいを持って仕事に取り組めます。
一番やってはいけないのは、ネームバリューや会社の規模だけを見て転職先を選んでしまうことです。
どんなに有名で待遇の良い会社であっても、自分が求めるライフスタイルとかけ離れた働き方を求められると、長続きしない可能性があります。
転職先を選ぶ際は、自分の理想のライフスタイルをはっきりとさせ、それを実現しやすい会社にしましょう。
興味のある分野を探す
興味のある分野とは、理解が苦にならず、意欲的に学び続けれられる領域です。
例えば、スマホやインターネット料金を安くするために、同業他社と比較して割引率やポイント還元率などを調べられる人は、スマホのショップ店員に向いているかもしれません。
またファッションに興味があり、ついつい他の人の服装に口出しをしてしまう人なら、アパレルショップ店員やファッション系のライターに向いている可能性があります。
反対に全く理解できない分野は、興味のある分野とは言えないでしょう。
私の場合は、プログラマーに憧れていましたが、説明を聞いているだけで眠気を催してしまった経験があります。
その後も独学で取得しようとしましたが、途中で挫折してしまいました。
興味のある分野を見つけられない人は、まずは理解しやすい分野を探すことをオススメします。
転職エージェントに登録する
自己分析が終わったら、転職エージェントに登録し、求人を探していきましょう。
転職エージェントは、数多くの非公開求人を持っていますので、就職活動の幅が広がりやすいです。
その上、職務経歴書や履歴書の添削もやってくれるので、面接にも進みやすくなります。
基本的に無料でサービスを受けられ、面接の日程調整や給料の交渉までやってくれるので、登録だけでもオススメします。
ここで注意していただきたいのは、どんな会社で働きたいのか、自己分析を通してしっかりと決めておくことです。
さきほど話した3つの軸を決めておくと、どんな会社で働きたいか、明確に転職エージェントに伝えられると思います。
逆に自己分析がきちんとできていないと、あやふやな基準のまま転職先を決めてしまい、入社後にギャップが生じる可能性があります。
ここだけは譲れないという点だけでもはっきりさせておくと、転職エージェントもあなたの希望に合致する会社を提示しやすくなるので、会社選びに迷走してしまう時間も減らせます。
転職エージェントを上手に活用するためにも、まずは自己分析をきちんと終わらせるようにしましょう。
やるべきこと2:生活リズムを整える

本格的に就職活動を開始したら、並行して生活リズムも整えましょう。
なぜなら、無職になると開放感から生活リズムが崩れ、体力が格段と落ちてしまうことがあるからです。
無職になった最初の1週間は、今まで頑張ってきた自分を癒やすために、不規則な生活スタイルを楽しむのもアリです。
しかし、その状態で1ヶ月、2ヶ月とだらだら過ごしてしまうと、勤労していた時の体力に戻すのは難しくなります。
そうなると就職をした後、仕事についていけなくなってしまう恐れがあります。
入社後、早く活躍できるようになるためにも、日頃からランニングや筋トレなどに取り組み、体力作りに励んでおくと良いでしょう。
就職活動を開始すると、面接などの予定が入ってくるので、自然と外出する機会が増えていきます。
その流れで本屋さんにいったり、図書館にいったりして、外で過ごす時間を長くすると気分をリフレッシュさせられます。
また、家の中に一日中こもっていると、孤独感も感じやすくなってしまうので、気持ちをポジティブにするためにも外出をオススメします。
体力も落ちやすく、ネガティブな気持ちにもなりやすい無職期間こそ、アクティブに行動することが必要なのです。
やるべきこと3:興味のある分野について学びを深めてみる

さて生活のリズムを一定にさせたら、次は興味のある分野について学びを深めてみてはいかがでしょうか?
例えば
- セミナーに参加する
- 新しい勉強を始める
- 読書
どれも大して費用がかからない内容ですし、就職後も仕事で役立てられます。
働いていると、仕事以外の物事に取り組む時間がグッと減ってしまうので、無職期間中は新しいことにチャレンジする良い機会でもあります。
また落ち込んでいて、何もやりたいことが見つからない場合の気分転換の方法もご紹介いたします。
セミナーに参加する
興味のある分野のセミナーに参加すると、今まで知らなかった仕事や、思いもよらぬ仕事に興味を持つようになるかもしれません。
セミナーでは、分野についての概要や知りたい情報をピックアップして教えてくれるので、一人で情報収集をするよりも簡単に知識を得られます。
就職活動のセミナーも数多く開催されており、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策について、わかりやすく教えてくれるので、そちらに参加するのも良いでしょう。
現在は、コロナの影響でオンラインのセミナーが増えてきていますので、家にいながら受講も可能です。
新しい勉強を始める
セミナーがきっかけで新しい分野に興味を持ち、その業界に進みたいと考える人もいるでしょう。
挑戦したい業界について、関連する書籍を2~3冊ほど読んでおくと、未経験でも就職活動の際に熱意を伝えやすくなります。
書籍を読んで勉強すると、実際に働くイメージもつきやすいですし、基礎知識もつけられますので、入社後に業務をスムーズに覚えられるようになります。
本当にその業界に進みたいのか考えるためにも、一度、関連書籍などで勉強してみると良いでしょう。
読書
自己都合にせよ、解雇にせよ、無職になると落ち込んでしまう人が沢山いると思います。
かくいう私も無職期間の初めは、退職の原因について自分を責め、会社での辛かった経験を反すうして、落ち込んでばかりいました。
このように落ち込んだ状態では、やりたいことなんて簡単に見つからないですよね。
しかし、何もしない無いままネットサーフィンで一日を潰してしまうと、気持ちは沈む一方です。
そのような時は、図書館に行って気のおもむくままに本を読んでみましょう。
本を選ぶ際に重要なのは、「役に立ちそう」ではなく、ただ「読みたい」という気持ちで選ぶことです。
気分が落ち込んでいるなら、とことんダークな小説を読むのも良いでしょう。
自分が本当に欲しているもので心を満たしていけば、そのうち元気になり、やりたいことも見つかるはずです。
まとめ
今回は、無職期間中にやるべきことを3つご紹介いたしました。
- やるべきこと1:自己分析を行い、就職活動をスタートさせる
- やるべきこと2:生活リズムを整える
- やるべきこと3:興味のある分野について学びを深めてみる
無職期間は、いつ終わるかわからない不安な気持ちになる時間です。
しかし、不安がっているだけでは焦りが出て、興味のない会社や適性に合わない会社に入ってしまい、つらい思いをする可能性があります。
だからこそ無職期間は、今まで頑張ってきた自分をねぎらい甘やかし、余裕をもって過ごすようにしましょう。
休んでいた期間が予想以上に長くなってしまったとしても、面接の際にどんなことに取り組んでいたのか、その理由をきちんと説明できれば、わかってくれる会社は必ずあります。
また企業選びに自己分析は必須ですので、ぜひ時間をかけて取り組んでみてください。
お読みいただきありがとうございました。
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